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日本人のがん死亡者数第1位のがんは肺がんで、その対策は国家的重要課題となっています。
現在日本で行われている肺がん検診の内容は、胸部X線検査と喀痰細胞診検査で、この肺がん検診によって肺がんによる死亡を減らす効果があることがわかっています。しかし、残念ながら万能ではなく、検診を受けても肺がんで亡くなる患者さんもいるのが実情です。
胸部CT検査(コンピューター断層撮影)は早期の肺がんの検出に大変有効であることが知られていますが、肺がん検診における有効性(死亡率を下げること)は日本では確かめられていません。
そこで、厚生労働省主導の国家的プロジェクトとして肺がんCT検診の比較試験を立ち上げました。これは胸部CT検査を併用する検診と併用しない検診(胸部X線検査のみ)の比較試験を実施し、胸部CT検査が有効かどうかを検証するものです。
胸部CT検査によって肺がん死亡率が減少するかどうか判明するまでには10年以上の長い年月が必要となります。つまり、この研究は次世代の命を救う研究ともいえます。
今回の検診で行うX線検査、CT検査は、いずれも国の研究予算で負担しますので無料です。CT群の方は5年後にもう一度CT検査がありますが、その費用も無料です。ただし、検診で異常が見つかって医療機関で精密検査を行う場合には、通常の保険診療としての窓口負担が生じます。
肺がんによる死亡は増加しており、毎年検診を受けていても肺がんで亡くなる患者さんもいるのが実情です。 最近、胸部のCT検査を肺がん検診に用いる方法が一部で行われ始めました。その結果、多くの早期がんが見つかるようになったのですが、 一方で、本来ならば治療する必要のないようなものも手術してしまったりする例があるのではないか、ということも危惧されており、CT検診とX 線検診のどちらがより有益であるかはわかっていません。感度の高いCT検診は小さなものも見つかるかわり余計なものも見つけるかもしれず、X線検診より良いかどうかは今のところ不明です。そのため、CTとX 線の、どちらかが「損」「得」ということはありません。 この研究では「CTとX 線のどちらの検査法でも良い」 と言っていただける方を集め、コンピューターで公平に分け、半分の方(CT 群)にCT 検診を、もう半分の方(X線群) にX線検診を受けていただきます。X線検査の群の方は、ご希望があれば内臓脂肪CTを受けることができますので、ご希望の方はお申し出ください。希望しない方は参加しなくて結構です。
X線とCTのどちらの検査も、肺がんを数多く診断・治療している専門医が、検査した画像を責任をもって診断します。
● SBS静岡健康増進センタ-
● 2019年9月~2023年2月
● 毎週水・土曜日 14:30~
■ 50歳~70歳で、アンケートなどに年に1度10年間、ご協力いただける方 |
■ タバコを吸わない、または喫煙指数600未満(喫煙指数=1日あたりの平均喫煙本数×喫煙年数) |
■ 今までに肺がんにかかっていない方 |
■ 過去5年以内にがんにかかっていない方 |
■ 現在「肺がん疑い」で医療機関にかかっていない方 |
■ 過去10年以内に肺がん検診を受けていない方 |
■ 重い心臓病や重い腎臓病などにかかっていない方 |
■ 本研究にこれまで当施設・他施設を問わず参加したことがない方 |
新型コロナウイルス感染症対策として、以下の制約があります。よくお読み下さい。1.新型コロナの診断はできません。コロナ診断希望者は申し込まないで下さい2.感染症を疑う症状、最近の海外渡航歴・濃厚接触歴等がある方は申込できません 3.当該県・地区で感染者が急増した場合、検診自体を中止する可能性があります 4.当日朝に自宅で体温を測定・記録してから、マスクを持参して来院して下さい 5.検温・健康状態確認し、症状がある場合や、2週間以内の海外渡航歴や濃厚接触者との接触歴があれば、参加できません |