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今年もいよいよ季節性インフルエンザワクチン接種のシーズンになりました。
インフルエンザは流行性の病気です。日本では例年、12月~3月に流行します。流行する前に、早めの予防接種をお勧めします。
厚生労働省が決定した平成26年度のワクチン株
<A型株>
A/カルフォルニア/7/2009(-179A)(H1N1)pdm09
A/ニューヨーク/39/2012(-233A)(H3N2)
<B型株>
B/マサチュセッツ/2/2012(B-51B)
インフルエンザワクチンは接種してから、約2週間すると効果が現れてきます。
そしてその効果は約5カ月間効きます。11月末頃までにワクチン接種を済ませておくのが理想です。しかし、ワクチンを接種したからといってインフルエンザに感染しないというわけではありません。あくまでも予防です。
ワクチンの予防効果
・感染しても発症する可能性が低くなる。
・発症してしまった場合、症状の重症化を防ぐ効果がある。
インフルエンザの感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」
飛沫感染とは咳やくしゃみ、会話などで感染者の口からウィルスが放出(1~2m 飛びます)されて、そのウィルスが他の人の鼻や口から吸いこむことで感染してしまう事を言います。職場や電車やバスなどの乗り物や、エレベーターの中など は要注意です。接触感染の場合は感染者が放出したウィルスが机やドアノブ、スイッチなどについて、そこに他の人が手で触ってウィルスが付着し、目や鼻、口 などの粘膜から感染する事を言います。
インフルエンザに罹ると、急な高熱や寒気、全身が怠い・痛い(関節や筋肉など)、咳、喉の腫れなどの症状が出ます。具合が悪ければ、速やかに医療機関の受診をお勧めします。
インフルエンザウィルスを人からうつされないために
・流行する前にワクチンを接種しましょう。
・インフルエンザに罹っている人に近づかないようにしましょう。
・人混みに出る時は、飛沫感染から身を守るためにマスクで予防しましょう。
・接触感染を防ぐために、外出後は石鹸と流水でこまめに手洗いしましょう。(特にアルコール製剤での手指衛生は効果的です。)
・部屋の湿度は50~60%に保ちましょう。
・バランスの良い食事と十分な睡眠で抵抗力をつけておきましょう。
・人混みの多い場所などは、必要以外は出かけないようにしましょう。
もし、インフルエンザに罹ってしまったら、周りにうつさない
・感染者は「咳エチケット」を守りましょう。必ずサージカルマスクを付けましょう。
咳やくしゃみをする時は、周りの人から2mは離れましょう。
・咳や鼻水、痰を拭いたチィッシュはゴミ箱に捨て、こまめに手を洗いましょう。
・完全にウィルスが無くなるまで、会社や学校は休みましょう。
抗インフルエンザウィルス薬の効果的治療
・治療薬は適切な服用時期、適切な容量、適切な服用期間を守る事で効果を発揮します。
・発症してから48時間以内に医療機関を受診しましょう。48時間以上経過すると、薬剤の十分な効果が期待できません。
・ハイリスク者(高齢者、こども、妊婦、慢性閉塞性肺疾患・喘息・慢性心疾患・糖尿病・腎臓病などの持病がある人)は重症化する危険性があります。感染したかも?と思ったら直ぐに受診して治療を受けましょう。
インフルエンザワクチン接種で起こる副反応
・接種した場所に発赤、腫れ、痛みなどの症状が10~20%の確率で起こりますが、通常2~3日でなくなります。
・全身の反応では、発熱、頭痛、寒気、倦怠感などが5~10%の確率で起こります。こちらも2~3日でなくなります。
・その他、ショックやアナフィラキシー様症状(発赤、蕁麻疹、発疹、痒み、呼吸困難など)が稀に起こります。このようなアレルギー反応は、接種後、直ぐに現れます。接種後30分間は接種した医療機関内で安静にしていましょう。
家族がインフルエンザに罹ったら
・感染者も家族もマスクを付けましょう。
・感染者の介護をした後は、手洗いをしましょう。
・出来るだけ隔離し、家族にうつらないようにしましょう。
参考資料:厚生労働省