ピロリ菌検査

いませんか？ピロリ菌

日本では、60歳代以上の人の60～70％、さらに萎縮性胃炎、胃潰瘍のある方の90％以上、十二指腸潰瘍がある方の95％以上がピロリ菌に感染していることが明らかになっています。胃潰瘍のほとんどは薬剤治療で治りますが、ピロリ菌が陽性の場合には高率で再発します。また、疫学的な検討ではピロリ菌と胃がんには関係があるとされています。
ピロリ菌陽性者のうち胃がんを発症するのは0.5％以下ですが、胃がん患者からみた場合90％以上の人がピロリ菌陽性です。1994年にはWHOがピロリ菌を胃がんの発がん因子と指定しました。そのため除菌治療が勧められています。