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研究成果(2019年度)

 

発酵緑茶 (山吹撫子) の空腹時血糖値改善効果の検討

  静岡県立大学 薬学部 分子病態学分野   森本 達也
公益財団法人SBS静岡健康増進センター   佐橋 徹
  【研究の目的】
糖尿病予備軍の健常人を対象として微生物発酵茶である山吹撫子の空腹時血糖値改善効果を検討する。(二重盲検比較試験)

【研究期間】
2017年1月~2020年3月31日

【対象者】
空腹時血糖値が100㎎/dl以上126㎎/dl未満かつ75gOGTTで2時間後血糖値が140㎎/dl以上200㎎/dl未満の方のうち、文書同意が得られた年齢20歳以上80歳以下の男女
通院、薬物治療をしていない方

【方法】
2群(山吹撫子またはプラセボ茶)に分け、山吹撫子およびプラセボ茶
各1.0g/1パックを100mLの熱湯で溶解し、12週間に渡って、1日3回食事のときに飲用する。開始時、摂取6週後及び摂取12週後に、身体計測、採血を行い、血糖値に対する効果を検討する。


【結果】
最終的に35名の被験者について解析を行った。両群ともに摂取と明らかな因果関係のある有害事象は認められなかった。主要評価項目である空腹時血糖値について、発酵茎茶 (プラセボ) 群と発酵緑茶摂取群の群間比較では、発酵茎茶群において、有意に血糖値が低かったが、HbA1c値に有意な差は認められなかった。OGTT試験の結果、発酵茎茶群と発 酵緑茶摂取群の両群において0週と比較して摂取12週間後ではOGTT2時間後血糖値が有意に減少していた。OGTT2時間後血糖値において両群間に有意な差は認められなかった。副次評価項目では、発酵茎茶群と比較して発酵緑茶摂取群で中性脂肪値の有意な低下が認 められた。
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